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2006年12月30日 (土)

新春浅草歌舞伎

1月の浅草、浅草公会堂で恒例になっている新春浅草歌舞伎。
興行中に「浅草歌舞伎を育てる会」により「役者さんを囲む会」というのが
開催されるのですが、ここでの景品をこの数年担当させて頂いています。
最初はプレゼン的に色々と持っていって、会においてもバリエーションがあった方が
良いかなと?役者さん別の上、種類がいくつかあったのですが、最近は
凧のみとなっています。まあ、差し上げる先は皆異なるわけなので、種類は
たくさんある必要は無いんですけどね。
で、「凧ってなんぞや?」という方の為に・正確には「凧みたいに仕立てた紙に
役者さんにサインをして頂く」ということでありますね。主な出演者が5人いれば
それぞれの出演演目と演じる役名、興行年月・劇場名等等入れて、
「凧みたい」に仕立てるトコまで自分でしますが、仲間と共に総勢4人でしているので
それぞれにおまかせ、となっている最近は4パターンある、ということになるでしょうか。
仕立て方はよくあるお正月のディスプレイを参考にするのですが、強めで滲まない和紙と
竹ひごとでそれらしく仕上げ、とはいえ本当にあがる凧にしてしまうと、
糸や凹凸がサインをしたり飾ったりするのには邪魔になってしまうので
(この場合はこれがメインですので)それは上手く省略して仕上げます。
竹ひごも、前回は凹凸がひびかない様に建築模型などに使う材料を使用したのですが
今回は、雰囲気も重視、ということであえて竹ひごの細いものにしてみました。
勘亭流は墨を多く含ませて書くので、滲みが出る和紙はだめで、
かといって全くしみこまない物も墨が溜まってしまうのでだめ。
凧に仕立てるので薄すぎもだめ、透けすぎもだめ、ただ、文字以外にも
挿絵的に入れるものもあるのである程度の和紙風な染みこみは欲しいし・・・というと
すごい難しそうですが、最近は「こんなもんかな」的に選んだ和紙(紙)が
なかなかイケル確立がとっても高くなりました(笑) 
和紙研究でもすべきでしょうが、種類はそれこそものすごい数なので
紙そのものを見て「これにしよう」が当たりやすいに越した事はない。
それが、思わぬ紙との出会いにも繋がると思いますしね。
ちなみに私は前回と今回、茶色味の割とある和紙に、
絵柄は松竹梅を金銀+日本画的な色目で仕立ててみました。
今回は、文字もかなり強弱のメリハリをつけて書いてみました。
サインがメインなので、そのスペースを確保しつつ、サインがひきたつように・
これが単独で書く場合とは異なるのですが、やはり勘亭流は「歌舞伎文字」。
歌舞伎と繋がっているところで使われるのはとても嬉しいですし、
歌舞伎と繋がっている依頼が来るのはとても嬉しいのです。
同じ土台に書き続けていくことも、レイアウトや材料、色々と進化の過程が感じられて
大事な事だなと思います。今見れば、前のものは「あらら、」と思うことはある訳ですが、
そうでなければ進化していないという事であるので、それは困る!ただ、勿論その時点では
その時の自分ができるイチバンの仕事としてやっている訳でありますので
宜しく見守ってやってくださいませ。

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